私がアダルトチルドレンになるまで【小学校・前編】

みなさんこんにちは!あおけみこです。
今回は『私がアダルトチルドレンになるまで』の小学校・前編です。
あまり需要がないのでは・・・と内心ひやひやしていますが、きっと同じような境遇で悩んでいる人がいると思うんです。

あおけみこ

過去のトラウマが今の生活に影響しているのは、とてもつらくて苦しいよね

  • 「なんで自分ってこんなにネガティブなんだろう」
  • 「昔のことばかり思い出してしまう」
  • 「自分と同じような人っているのかな」

と思って検索してみると、似たような悩みを抱えた人達が意外と多い・・・!
中には壮絶な経験が書かれたものもあり、読んでいるうちに思わず涙してしまいました。
そして共感すると同時に壮絶な人生を歩んできたけど、前を向いて進んでいる人達がいることを知って、なんだか心がスッと軽くなったんですね。
つらいことや苦しいことって人によってさまざまだし、感じ方も人それぞれで直接的な解決にはならないかもしれない。
けれど、つらさや苦しみを共有して気持ちに寄り添うだけで、こんなに心が軽くなるんだと実感した瞬間でした。

あおけみこ

私も、同じように悩んでいる人達の力になりたい・・・!!

そんな気持ちを込めて、この記事を書いていこうと思います。

この記事は、内容が人によっては不快に思われる場合があるかもしれません。
その時は、そっとこのページを閉じていただけると幸いです。
不快に思われた方、申し訳ございません。

まだ幼少期編を見ていない方はこちら

私がアダルトチルドレンになるまで【幼少期編】

母の再婚

私が小学校に入るか入らないかくらいの時に、母は1度目の再婚しました。
再婚相手について簡単に説明を。

再婚相手はこんな人

  • ナルシスト
  • 見栄っ張り

自分のことをカッコイイとか思っていて、毎日鏡をみながら髪型を整えてました。
いつもブランド物を身につけていて、いい車に乗って気取ってる感じ。
そして、生まれた時から「父親」を知らない私は

これからこの人がお父さんだよ

と母に言われてもイメージできず

あおけみこ

オトウサンてなに・・・

状態でした。
当時の私は、「父親」という存在が何なのか全くわからなかったんです。
それに、人見知りが発動してしまって不安や恐怖、不信感でいっぱいでした。

あおけみこ

いきなり知らない人が同じ屋根の下に住むなんて、コワスギでしょ・・・?

そして私は最後まで、再婚相手を「父親」と思うことも、「お父さん」と呼ぶこともありませんでした。(理由は次の記事で書いていこうと思います)
なので、ここでの表記は「再婚相手」とさせていただきます。
こどもにとって生活環境が変わることは、時に不安やストレスに繋がります。
当時の私に起きた環境の変化「母の再婚」は、とても大きなものでした。

あの時に戻りたい

最初の頃は、ごく普通の家庭のように3人でお出かけをしたりしていました。
しかし時間が経つにつれて、再婚相手と母の仲がだんだん悪くなっていきました。

あおけみこ

理由はわからないけど、ケンカすることが増えたのよね

そして、家にいるときの母はめちゃめちゃ機嫌が悪い。
まあ、その機嫌が悪くなる「原因」は私にあったわけなんですが・・・
私、嘘つきなこどもだったんです。

なぜ嘘をついてしまうのか?

  • 怒られると思うから
  • 寂しいから

嘘をつく方が怒られるでしょ・・・と思いますよね。

あおけみこ

私も今はそう思うよ・・・

当時私は喘息持ちで、毎日薬を飲まなければなりませんでした。
が、物忘れが激しい私は、薬を飲み忘れることが多々あったんです。
母に薬を飲んだのかを聞かれ、「飲んだ」と嘘をついていました。
この時の私の心境は、薬を飲まなきゃいけなかったのに、飲んでいないという現状に対して「怒られる」
という感じ。
なので、「嘘をつくと怒られる」を考えるより先に「しなければいけない事をしていないから怒られる」という考えでパニックになり、結果的に嘘をついてしまったのです。
あと、「お腹が痛い」「頭が痛い」と嘘を言って学校を休むこともありました。

あおけみこ

具合悪そうにしていれば、心配してくれるかも・・・?

・・・まあ、ただ怒られるだけでした。(母はお見通し)
そして嘘をついたもう1つの理由は、単純に「寂しい」から。
これは、後になって気付きました。
再婚する前の母と私は「親子」というよりも「友達」のような関係で、母は少ない休日の中で私との時間をつくってくれました。
一緒にゲームをしたり映画を観に行ったり、本当に友達と遊んでいるような感覚だったんです。
それが私にとってはとても楽しく、とても貴重な時間でした。
その「母との楽しく貴重な時間」が減ってしまったことが、とても寂しかったんです。

あおけみこ

でも、寂しいことと嘘をつくことがどうやって結びつくの?

小さいこどもは、寂しさから「親にかまってほしい」「自分に気を向けてほしい」ために、わざと言うことを聞かなかったりいたずらをしたりすることがあります
それと同じように、私は小学生になっても「嘘をつく」ことで、母の気を引こうとして寂しさを紛らわせようとしていたんだと思います。

あおけみこ

お母さんと2人だった時に戻りたいな・・・

母が再婚して少したったこの時期は、ずっとそればかり考えていました。

言葉が出ない

先ほども書いたように、母は常に機嫌が悪くピリピリしていました。
その原因は私にあり、私なりに母を怒らせないように必死でした。

あおけみこ

それでも、なぜか怒らせてしまう・・・なんでや

なんでお前はいつもそうなの!!?

お前みたいなうそつき大っ嫌い!!

私を怒らせんな!!!!


と言って髪の毛をわしづかみにされ、何度も何度も殴られ蹴られました。
私は、怒られ始めるとすぐ萎縮してだんまりを決め込んでしまうのですが、それが母をさらに怒らせてしまうんです。

黙ってねぇで何か言えよ!!ムカつく!!!!


なにか言わなきゃ、言わなきゃと思うほど頭が真っ白になり、言葉が出てきませんでした。

場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)
ある特定の場面で言葉を発することができなくなる症状

この場面緘黙症が、大人になった今でも生活に影響しています。
人の怒鳴り声や、誰かが怒られているのを見ると(それが自分に対してではなくても)全身に力が入って声が出なくなり、動機がしてきます
この症状については、数年前に知りました。
あまり知られていない言葉だし、知っている方にとっては「こんな程度じゃ場面緘黙症って言わないよ」と思われるかもしれません。
それでも私にとっては、この言葉を知ることで「こうなってしまうのは私だけじゃないんだ」と思えたのです。
(話がそれました、すみません!)
ある日、私はいつものように薬を飲み忘れ←
「飲んだ」と嘘をつきました。
何度も何度も同じことで怒られるのに、私は何一つ言葉を発することができず・・・。
毎回いつまでたっても何も話さないので、ついに家の外に出されるようになりました。
それでも私は、「殴られたり蹴られたりするよりはマシ」と思っていました。
しかし、ある出来事から外に出されることはなくなったのです。

ゴミ捨て場

季節は冬、パジャマに裸足という格好で外に出された夜のこと。

お前なんかいらないから、どこかにいなくなってくれ

と母に言われた私は、泣きながら考えていました。

あおけみこ

どうしていつもお母さんを怒らせちゃうんだろう。私なんかいなくなった方がいいんだ

そして私は、家から5分ほどのゴミ捨て場に向かいました。

あおけみこ

ここにいたら、ゴミと一緒に持っていってくれるかな?(小学生の安易な考え)

ゴミ捨て場にうずくまっていると、ランニング中の女性がやってきました。

ランニングの女性

・・・え!!?ここで何してるの!?

ランニングの女性

おうちはどこ?お父さんとお母さんは?


・・・そりゃあ驚かれますよね。
私が何も答えられないでいると、タイミングよく母が車で迎えにきたんです。
そして、母は車に乗ったままランニング中の女性に色々と言われているようでした。(内容はよくわかりませんでした)
話が終わり、女性は去っていきました。

あおけみこ

やばい・・・やばい・・・怒られる・・・!

この時はめちゃくちゃ生きてる心地がしませんでした。

乗れ

意を決して車に乗った私に、母は続けて言いました。

ふざけたことしてくれてんじゃねぇよ。心配して迎えに来たとでも思ったか?

山と海、どっちがいい?捨ててきてやるよ

淡々と静かなトーンで私に選択を迫りました。

あおけみこ

・・・家に帰りたいです


私の、精一杯の答えでした。

あおけみこ

その後はちゃんと家に帰ったよ

なんか小説みたいになってない?

はい、ここまでが私が『アダルトチルドレンになるまで』の小学校・前編でした。
なんか、小説っぽくなってしまったような気がします。

あおけみこ

SEOとか全く無視した見出しだけど、大丈夫かな・・

この記事を読むことで

  • 生活環境の変化というのは、こどもに不安やストレスを与えてしまうということ
  • 不安やストレスを感じていることを、こども自身は気付きにくいということ
  • こどもの「嘘」は、場合によってはただ単にその時の状況から逃れたいからではなく、その裏にはこどもなりの強い想いがあるということ
  • 怒られると何も話せなくなってしまうのは、「何を言ったらいいのかわからない」のではなく「言葉が出せない・体も動かせない」状態にあるということ

少しでもわかってもらえたらいいな・・・と思います。
もちろん、こども全員に当てはまるわけではないと思いますが
今まさに、こどもとの向き合い方に疑問や不安を感じている人達のヒントになれたなら、嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
へばねっ!
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

この記事を書いた人

岩手県出身・5児の母。
日々ひぃひぃ言いながら子育てに奮闘中。
コーヒーには砂糖とミルクを入れる派。
だけど最近はミルクのみに挑戦中。

アダルトチルドレン目線での子育てや体験談を発信しています!

コメント

コメントする